続出する要支援者達に愛の手を


仮名) 伊元氏 40代女性  2016年3月24日

 

震災で家屋を津波に流され家族バラバラの生活、小学生のお子さんと避難先で知り合った方と共に4世代と同居者の兄弟夫婦と共に同居しているが、厳しい現実と環境からの独立を考えている。仕事は順社員で生計も厳しく、保証人が無いため住居の確保が出来ないとの相談。

 

・身元保証と住居の確保で課題解決

・精神的支援が必要と考えられる為、継続して傾聴支援を実施。

 

 

仮名)  野崎氏  70代後半男性 2016年3月25日

一人暮らしで少々身体的障がいがあり、漏電で火災に見舞われ住まいを失う、

・身元保証

・住宅確保の相談

・生活再建相談

 

 

仮名) 坂本氏   80代女性 2016年3月26日

・居住地確保

・債務整理

・身元保証

・終身サポート(ご葬儀・納骨・墓など)一将来の相談でサポート

現在施設に入所し元気にお過ごしです。

 

 

相談者は後を絶たない。(--:)))

 

 

「福島こども読書会」 2016年公益信託うつくしま基金助成

   -「福島こども読書会」・個別相談開催-

NPO法人ぜえ~ねの小林代表が参加   NPO法人ぜえ~ねは蓬莱地域に拠点を置き10年近く

地域の高齢者のため、地域バスを運行し町内を1日に数回運行し地域のひとり暮らしの高齢者や放課後教室子供たちの寄り合いの「居場所」を提供してくださっている団体です。

高齢者は元より、多くの子供たちが拠点に集い日々それぞれの時間を過ごしています。

そんな中、家庭環境による進路の問題やこども達の語らいに寄り添い長い季節を共にしてきています。

今現状の課題として、進路相談等を受けアドバイス指導を促しながら経済的要素(母子家庭)で進学を諦める子供や地域の一番校へ進む子供や、思い思いの進路につく子供たちを多く抱え、進路を迎える時期までのこどもの育成について悩んでおられたとの事。今回の参加は日常的な読書習慣を身につけさせるための方法を学びたいと参加なさいました。真剣な眼差しと問いかけに心が動きます。

真剣に地域の子供たちと共に活きてきた小林代表には敬意を表します。

相談会内容

1、読書習慣のきっかけつくりはどのように?

Ans:極力「本を読みなさい」と言わないこと。

Ans:環境づくり、多くの分野の書物を周りに置くこと。極力選択肢を多く提供すること。

2、何を、どのような書籍を進めれば良いのか?

Ans:子供の自主選択に任せてから、こどもの思考傾向と嗜好を知ること。

   夢や希望に添った書物の奨めが大切。

3、不登校であったり様々な現象が見られる子ども自身が「どうせ俺は」と投げかける言葉に対してどう対処することがベス      トなのか?

Ans:不登校の児童に対し教師も介入できない現実があること、両親の思考が要因となることも考えられ心配である。

   ワタシは、今不登校のこどもたちをも見ている。

   ・日常生活の中の会話が成立していない現状。

   ・笑いは会話である。

   ・こどもの自主選択による興味分野への探求を。

4、家庭内の親子の恨みが多いが?

Ans:親との会話を多く持ち、思考の選択しが多くある多く与えるべきこと子供の限りなき可能性を知ることを伝えることが重要。

他等々様々な質疑応答がなされ十分な時間の中で学びが進んだ。

 

まとめ

以前「こどもの外遊び」についてのフォーラムでも、 3歳までのこどもの外遊びは将来へ大きく影響する。

7歳~9歳までの外遊び経験が大人になってからの判断能力に影響することなどを思い出し共に学んだⅠ日であった。

 

1、家族内での会話の成立率が大きく学習向上にも影響してくる。環境を整えましょう。

2、笑いのときを多く持つ。共通の笑いのときは会話として成立している。

3、こどもの自主選択に任せる重要性と共に多くの選択肢を与えられる環境の整備が重要。大人の責任義務。

4、教師の児童への関わり方が最も重要である。

 

古くから「人格は教育と環境によって形成される」と言う言葉のとおり、全てにおいて環境づくりは更に重要であることを再認識した充実の一日であった。